時任 康文(指揮)

武蔵野音楽大学器楽科卒業後、東京音楽大学指揮科に学ぶ。
指揮を紙谷一衛、汐澤安彦両氏に師事。在学中より二期会、日生劇場を中心に音楽スタッフとして小澤征爾氏、秋山和慶氏、若杉弘氏、佐藤功太郎氏等のアシスタントを務めた。
1990年「東京の夏」音楽祭に於いて、カールマン作曲オペレッタ「チャールダッシュの女王」を指揮してデビュー。その後、数々のオペラ団体と共に、オペラの主な作品を指揮する。またオーケストラへの客演も多く、東京交響楽団、東京フィルハーモニー、日本フィルハーモニー、新日本フィルハーモニー、東京シティ・フィル・ハーモニック、名古屋フィルハーモニー、神奈川フィルハーモニー等を指揮し好評を博す。
1996年度文化庁派遣芸術家在外研修員として渡伊。ネッロ・サンティ氏のアシスタントとして、チューリッヒ歌劇場、メトロポリタン歌劇場等に同行し研鑽を積んだ。
2001年には、ウズベキスタン・カザフスタンに於いて、故團伊玖磨氏の意志を引き継ぎオペラ「夕鶴」を指揮。新国立劇場小劇場シリーズでカール・オルフ作曲「賢い女」を指揮し好評を博す。東京オペラプロデュース公演にてV.ウイリアムス作曲オペラ「恋するサー・ジョン」の本邦初演を指揮。その後の本邦初演作品オペラはマルシュナー作曲「ヴァンパイア」、シャンパルティエ作曲「ルイーズ」、ジョルダーノ作曲「マダム・サンジェーヌ」、アルファーノ作曲「シラノ・ドゥ・ベルジュラック」、ジョルダーノ作曲「戯れ言の饗宴」、レスピーギ作曲「ベルファゴール」等の指揮し、オペラ指揮者としての存在感を大いに印象付けた。2022年4月、藤原歌劇団にてヴォルフ・フェラーリのオペラ「イル・カンピエッロ」指揮。2023年4月、同団にて、ドニゼッティのオペラ「劇場のわがままな歌手たち」を指揮し好評を博す。2025年2月には藤原歌劇団90周年記念公演、ヴェルディ作曲の「ファルスタッフ」を東京文化会館にて指揮した。
吹奏楽とも関わりが深く、東京の乗泉寺吹奏楽団の常任指揮者を8年間務め全日本吹奏楽コンクールに5年連続出場、3年連続金賞受賞した。近年では、東京佼成ウインド・オーケストラ、東京吹奏楽団、大阪市音楽団、シエナ・ウインド・オーケストラ、フィルハーモニック・ウインズ大阪、ヴィヴィッド・ブラス・トーキョウ、広島ウインド・オーケストラ等、プロフェッショナルな団体に度々客演指揮している。
また指揮法のDVD「時任康文のやさしい指揮者教室」も好評発売中。 現在、劇団四季のミュージカル「アナと雪の女王」の指揮も担当している。
昭和音楽大学教授、武蔵野音楽大学講師。