瀬﨑 明日香 (ヴァイオリン)

東京藝術大学附属音楽高等学校を経て同大学を首席卒業。福島賞、NTTドコモ賞受賞。安田生命クオリティオブライフ文化財団の奨学生、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリ国立高等音楽院大学院で研鑽を積む。これまでに富川歓、三上徹、田中千香士、景山誠治、堀正文、レジス・パスキエ、ジャン・ジャック・カントロフ、クリスティアン・イヴァルディ各氏に師事。

‘93年宝塚ベガ音楽コンクール第1位及び特別賞、’95年第64回日本音楽コンクール第1位、レウカディア賞、黒柳賞、鷲見賞受賞。レオポルド・モーツァルト国際コンクール第3位、’96年ヴィエニアフスキ国際コンクール第4位、千葉市文化功労賞受賞。’03年トリエステ国際室内楽コンクール最高位受賞、シューベルト作品に対しバルドヴィーノ賞受賞。ラヴェルアカデミーにてシブール市賞、ラヴェル賞受賞。’05年フォーバルスカラシップ・ストラディヴァリウスコンクール優勝。’07年青山音楽財団よりバロックザール賞受賞。

‘92年日本演奏連盟主催「演連コンサート」にてパガニーニの24のカプリース全曲でデビューリサイタル。アメリカンエキスプレス主催のリサイタルをサントリー、カザルスホールにて開催。これまでに都響、東響、日フィル、東京シティフィル、新日本フィル、東フィル、セントラル愛知、大阪フィル、大阪シンフォニカー、大阪センチュリー、アンサンブル金沢、N響室内合奏団、ミュンヘン放送響、ポズナン響、パリ音楽院新管弦楽団、ブルターニュ響等と共演。

アメリカ、ヨーロッパ各地でコンサートを行う。フランスの音楽祭にてジャン・クロード・ペヌティエ、タッソ・アダモプロス、レジス・パスキエ氏と共演。Radio Classique(フランス)、SRG SSR (スイス)、Mezzo (ヨーロッパケーブルTV)、RAI (イタリア) 等に出演。

‘05年帰国し、意欲的にソロ、室内楽、オーケストラとの共演等で活動を再開する。’06年都民芸術フェスティバルに出演、トッパンホール・エスポワールシリーズ5代目アーティストとしてイザイ無伴奏ヴァイオリンソナタ全曲をはじめ室内楽、小品と題して3回に渡りリサイタルを行う。東京文化会館労音主催Do One’s Bestシリーズリサイタル、浜離宮朝日ホールNECガラコンサート等に出演している。NHK-FM名曲リサイタル、FM軽井沢、FM川崎、千葉TV、TUF福島、NHK名古屋等に出演。

ALMコジマ録音より’07年イザイ無伴奏ソナタ全曲(レコード芸術特選)、’08年10月にサン=サーンス作品集のCDをリリース。スペシャルオリンピックスの“コバケン(小林研一郎)とその仲間達オーケストラ”のコンサートミストレスを務めるなど、チャリティー、アウトリーチ等の活動も積極的に行っている。